ピアノ Diary
歌を聴いた感想として、
「この歌詞が好き」
「この言葉が気に入った」
という感想を聞いたことがあると思いますが、
もしも、これが文章だけだったら同じ意見が挙がるでしょうか。
特に、英語の通じない日本人の間では、その言葉ひとつひとつに対して、
「この歌詞が好き」「この言葉が気に入った」
という反応をしたらとても 不自然だと思います。
以前、“ビートルズの「Yesterday」を聴いた時、
自分は 5 歳でまだ
『Yesterday』が『昨日』という意味であることを知らずに聴いて、
その曲を気に入ったが、間違っても日本語訳が分からないからといって、
この部分が 『Yesterday』以外の単語でも良いという訳ではなく、
『Yesterday』という言葉がこの部分にあるから
気持ち良く音が響くのだと思う”
と分析していた音楽仲間の話をきいた時、
歌詞と曲の調和も大事ですが、
メロディーやフレーズの重要性を切に感じました。
もし、作詞者と作曲者が違った場合、(自分が曲を担当した場合を想像した時)
こんなにも鮮明に聴衆の記憶にのこることがあると思うと、
ものすごく重大な 責務であると再認識させられる共に、作品への想いも高まり
ます。