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ピアノルーム練馬の講師がお届けるする -
ピアノ Diary
ヴォーカルものの作品が発売された場合、
ヒットするかどうかは(歌自体の技術が)
上手い下手に比例するものではありません。
「聴く」ということに特化した場合(ヴィジアルを考えない場合)
どちらかと言えば歌い手さんの声が視聴者の好みかどうかの方が
売上に影響します。
あの神童と言われたモーツァルトが
金管楽器の音が苦手だったというのが言い伝えられていますが、
楽器の音色も人間の声の好き嫌いのようにその曲の印象を大きく左右します。
同じ楽曲のヴァージョン違いや◯◯風アレンジというような一味違う演奏を
聴いたときに、オリジナルとは全く違った印象を受けることがありますが、
ピアノがなかった時代のバッハの作品が 現在ピアノで演奏されたりするのも、
こういった例と同様に当時と違った評価が期待できます。
作品自体ももちろん重要ですが、
「楽器」や「声」、その曲を「何で奏でるか」
ということもとても重要なことと言えます。
(そういった時に、作・編曲者と、演奏者(歌手)のつながりや各々の責務のよう
な重要性を感じます。)
曲の重大さ←
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