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ピアノルーム練馬の講師がお届けるする -
ピアノ Diary
クラシックの曲の中には、
作曲された曲が 100 年以上前等に及ぶことが珍しくありません。
それらの曲は、世界中の様々な出版社から、
「同じ曲名、同じ作曲者の楽曲」として出版されているのですが、実は、違った「著者」がいることも珍しくありません。
この「著者」という概念ですが、
ジャズやポップスのように改めてアレンジを加えたり編曲したりした場合の
「編曲者」という意味ではありません。
クラシック曲では曲そのものは変わらないのですが、
作曲者が現在不在の場合が多いため、
研究や解釈に基づき「監修」を行った人物が「著者」となるそうなのです。
研究にはそれ相応の根拠や裏付けがあるはずなので、
全てのバージョンにおいて筋道は立っているとは思うのですが、
とてもくだけた表現かもしれませんが、
楽譜を買う時は、「どれを信じるか」という考え方を、以前教わったことがあります。。
歴代の文豪達の本や、同じ内容の教科書なども、
複数の出版社で出版していることがありますが、
(楽譜に関しては、)出版社の違いだけでなく、
著者が違うということも、1つ覚えておくと良いと思います。