ピアノ Diary
『絶対音感』と聞くと
「全ての音が音符に聞こえるすごい音感!!」
「身につくのは 2歳頃までのもの」
と思われる方が多いのではないでしょうか。
よく、絶対音感がある方に、救急車のや消防車等のサイレンや、
コインの『チャリン』と いう音を、
“今の何の音?” なんて聞いたり…。 ですが、
大きく分けて、2パターンあります。
①全ての音が音名に聞こえる
②楽器が奏でている音の音名がわかる
(例えば、ピアノ等の楽器で弾いた音を、耳だけで音名が分かったり、 聞こえてきた曲が音名で聞こえ、それを演奏出来たり楽譜に書くことが出来る)
一般的には両方とも、絶対音感とされています。
①の 全ての音が音名に聞こえる能力は、
全ての音を、声や、楽器などと理解出来ていない状態 でも、
全てを「音」として捉え、認識して記憶していて、
何か「音」という「音」が鳴っ た時に、それを想起する形での能力の為、幼少期までしか身につかない、とされています。
②の楽器が奏でている音の音名がわかる能力は、
それ自体の音(楽器の「ド」の音はこの音!と覚える方法)を覚えている 形なので、
幼少の頃でないと身につかない能力というわけではありません。
どちらも正確性があれば、『絶対音感』と定義されています。
(つまりは、正確性を重要視されているということになります。)
このように2パターンありますが、目に見える大きな違いというよりは、
習得方法の違い で、「能力」の違いではなく、「脳力」の違いかもしれません。。